ペット葬儀・霊園ネット > ペットの自宅供養〜骨壷がそのままになっていませんか?

ペットの自宅供養の背景

ペットは大切な家族の一員〜人々の意識の変化

ペットに対する人々の意識は近年とみに変わってきたように見受けられます。
家族同然のペットの死はとてもつらく悲しいものです。しかし、残念ながらそれは決して避けて通れないものです。
一昔前は、ペットはあくまでペットだからという考え方、感覚のもとに、亡くなれば火葬してなんとなく納骨、埋葬というのが
一般的なものだったようです。
しかし、ここ数年は「コンパニオンアニマル」という言葉も生まれたように単なるペットではなく、“ペットは家族の一員”という風潮になってきました。
これは、生活スタイルの変化、住宅事情、核家族化、少子化あるいは高齢化といった時代の流れの中で、ペットに対する人々の意識も大きく変わってきたからにほかなりません。

 

ペットの飼育数の増長と生活への浸透

ペットが癒しややすらぎの対象であるばかりではなく、話し相手から生きがいといった、かけがいのない存在になってきているケースも少なくありません。

これは近年ひとつの社会問題になってきている“ペットロス”の問題とも大きくかかわりがあると考えられます。

ペットの飼育数は、犬・猫だけで2,700万匹を超え、室内飼育が約8割ともいわれる現状から
かんがみるに、今やペットは人々のくらし、生活になくてはならないものとなってきたといえるでしょう。

 

生活文化としてのペットの火葬・葬儀

このような背景から、
「ペットは亡くなったら、ペット葬儀社もしくはペット霊園に連絡して火葬する」
というペットの火葬・葬儀は、ペット葬儀社、ペット霊園、移動火葬車等の増加もあいまって生活習慣として定着しつつあるのです。

 

ペットの火葬後の供養は未確立?

しかし、火葬後のペットの供養に関しては、ペット霊園・ペットの墓地へ埋葬する人は全国的にもまだ少なく、きちんと確立されていないように思われます。

 

火葬後は遺骨を自宅に持ち帰る人が多い

首都圏の大手ペット霊園でも火葬後全体の8割前後の方が遺骨を持ち帰るそうです。
また、移動火葬車を運営する葬儀社ではペットの火葬後、ほとんど依頼者に返骨しているといいます。
その理由として
a.ペットは家族の一員との感覚になっているため。
b.移動火葬車の普及により、(自宅前での火葬のため)火葬後手元に引き取るケースが普通になってきた。
c.ペット霊園、施設が近隣にないため遺骨を自宅に置いている。
d.将来人と同じ墓に埋葬する。(ペットと一緒に入れる墓が増えている。)
などが考えられます。

ご依頼主の意識としては
・ペット霊園での火葬後、ただ離れがたく遺骨を自宅に持ち帰った。
・移動火葬車に依頼して何となく遺骨を受け取った。
という風に業者、霊園が用意する骨壷に入れたまま「なんとなく自宅に遺骨を安置している」といった人が多いように思われます。



ペットの自宅供養のあり方

ペットの供養はどのようにしたらいいのでしょうか?

ペットの自宅供養は次のような方法が一般的です。
1.ペットは火葬後、そのままペット霊園、納骨堂に埋葬、納骨する。
2.火葬後、一旦遺骨を自宅(手元)に引き取り忌日(49日、百か日、1周忌等)に霊園に納骨、埋葬する。
3.ずっと自宅(手元)に置いて自宅供養(手元供養)する。
4.ペンダントやプレートなどに加工して手元供養する。
5.散骨(海洋葬、樹木葬など)などの方法で供養。
6.その他

火葬された遺骨の供養方法

ペット霊園
・納骨堂
・個別墓地
・霊座
・合同供養塔
・他

散骨
・海洋葬
・山林葬
・樹木葬
・他

自宅供養・手元供養
・長く自宅に遺骨を安置
・忌日(49日、百か日、1周忌など)まで自宅で供養
・自宅の庭などに埋める
・グッズなどに加工する 等

その他

また、遺骨を分けて保管、供養することも増えています。
たとえば、子供さんが独立した家庭など、親子で別世帯の場合に複数の骨壷を用意し、分骨してそれぞれ供養する。その場合は霊園、葬儀社が用意している骨壷のほかに分骨用の骨壷を別途購入する場合が一般的です。

きちんとしたペットの自宅供養を考える時期が来ている

このような時代背景から考察しても、そろそろペットの供養のあり方を考える時期がきているような気がします。
供養の方法は上記のように自由に選べます、あなたはどの方法で供養しますか?と一般にはっきりわかるようなかたちになっても良いように思います。
遺骨を自宅へ置く場合は、きちんとしたかたちで自宅供養してあげましょう。
それがあなたと一緒に生きたペットへの心のこもったご供養になると思います。

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